HYBRID SIPHON
ハイブリッド・サイフォン
ハイブリッドサイフォンとは
サイフォンと水中ポンプを
併用することで
従来工法より
効率的な
送水を実現する
システムです。
いままでの課題
自然環境に配慮しながら
水抜き作業したい
重機が入れない場所で
水抜き作業がしたい
作業中の燃料コストが
かかりすぎる
山辰組のハイブリットサイフォンが
水抜き作業の課題を解決いたします!
特長
ECO
温室効果ガスの軽減
燃料を使用しないサイフォンの原理による送水で、温室効果ガスの排出を大幅に縮減することが可能。カーボンニュートラルに貢献します。
温室効果ガスの
排出量 7/10000
SDGs
自然環境負荷を最小限
重機が入れない場所でも設置可能。
長さ20m口径100mmサイズのサクションフォースと専用部材は人力で運搬可能。自然環境への負荷をかけることなく設置が可能。
自然環境
景観の維持
BIZ
コストの低減
送水中の燃料費ゼロ。サイフォン原理を用いた排水で、送水中にかかる燃料費がかかりません。
送水中の
燃料費0
仕組み
サイフォン原理による排水作業中は、
燃料費がゼロ!
従来型との比較
従来方式では、送水完了まで水中ポンプへ常に電力を供給しなくてはならず、発電などのコストが大幅にかさみます。
また、送水装置の運搬に大型の重機などが必要となり、輸送費が併せて必要となり、更には森林伐採など運搬のためだけに生態系を破壊することも多く、環境保護の観点からも懸念点の多い作業となります。
水中ポンプを超える送水量と燃料費の縮減を実現!
設置条件次第で従来の水中ポンプを用いた工法を上回る効果を発揮します!
条件が揃えば1基で
毎分12㎥の送水も可能!
燃料費を約7,000万円
縮減した案件あり!
対応について
ハイブリッドサイフォンは、ため池などでの改修・埋立工事・放流機能の改善
ダムの改修工事等でご利用いただいております。
河川
ため池
ダム・発電所
送水について
ハイブリッドサイフォンは、送水条件に応じて
直径100mm・直径200mmの排水管をご用意しています。
直径100mm
重機・車両が侵入できない現場には人力運搬が可能な直径100㎜の装置による送水が可能です。
直径200mm
大型車両、ラフテレーンクレーンが設置可能な現場であれば直径200mmの装置による大口径の送水が可能です。
設置条件
送水時はサイフォンの原理での送水となるため、水頭差の確保が必要となります。※
水頭差がない場合でも、条件によりご対応可能な場合があります。お問合せからご質問ください。
ハイブリッド・サイフォンによる送水手順
重機の入れない、ため池の水抜き・4インチ(φ100mm)配管による送水
① 4インチ(φ100mm)のサクションホースを人力で運搬。
② ため池の配管はボートを使用して実施します。
③ ため池にサイフォン給水管3本と、水中ポンプ用の送水ホース1本、排水ホース1本を専用ジョイントで接続します。
④ 2インチの水中ポンプを稼働させるのは人力運搬可能な100Vのポータブル電源です。
⑤ 水中ポンプによる吐き出しの様子です。約1分ほど稼働させます。
⑥ 水中ポンプの送水をきっかけに、給水管がサイフォン原理により給水稼働しはじめました。
⑦ 給水稼働を確認し水中ポンプの電源を切りサイフォンによる排水作業に切り替えます。
⑧ 水中ポンプよりも勢いを増した排水の様子。この時一切の電源を使用していません。
⑨ 排水量2.2㎥/分は、6インチの水中ポンプの排水量(2.0㎥/分)以上の排水能力があることが確認できました。
4インチの水中ポンプの排水量の2倍以上
施工フロー
総延長100m、1条配管であれば
1.5か月程度で納入
事例
全国各地でハイブリッド・サイフォンが活用されています。工事における用水の確保、
ため池の調査のための水抜きなど多種多様な目的で採用されています。
動画の紹介
表彰事例
国土交通大臣表彰
国土技術開発賞のうち「創意開発技術賞」を受賞
全建表彰
全国建設業協会技術研究発表会にて特別賞を受賞
- 平成27年度 次世代社会インフラ用ロボット現場検証 「現場条件が適合すれば活用を推薦する」と評価されました。
- 「一般社団法人 農業農村整備情報総合センター 農業農村整備民間技術情報データベース」登録
- 「農林水産省 東海農政局 土地改良技術事務所 新技術・新工法の紹介 登録」など、新技術として注目を集めています。
よくあるご質問
従来の水中ポンプとの違いは?メリットは?
サイフォンの原理による送水のため、燃料を使用しないことが最大の違いです。
燃料費の縮減と温室効果ガスの排出抑制に貢献します。初期投資は必要ですが、送水の期間が長ければ長いほどコストのメリットが増大します。
ハイブリッド・サイフォンのデメリットは?
1週間、1ヶ月などの短期間で従来の水中ポンプと費用比較をすると、コストメリットが低いケースがあります。
ハイブリッド・サイフォンの設置条件は?
水面から低い位置に吐出し口が設置できる現場において、障害物を乗り越えてホース、部材を配管します。
水面から障害物までの高さに制限があります。詳しくはお問合せ下さい。
ハイブリッド・サイフォンの使い方は?
水中ポンプを起動して水を送り、1分程度送水したら水中ポンプを停めます。これだけでサイフォン送水に切り替わります。
資機材は販売ですか?リースですか?
専用フランジを取り付けたサクションホースは販売、サイフォン送水に必要な各部材はリースとなっています。
サイフォン送水に必要な資機材を一式全て購入したいのですが、可能ですか?
案件内容によって個別対応しております。ご相談となります。
ハイブリッド・サイフォンによる送水量は事前に分かりますか?
配管延長、揚程、水頭差などから理論上の数値を計算できます。
諸条件をヒアリングしたうえで、送水量をお伝え出来ます。
ため池の水を抜きたいのですが、可能ですか?
可能です。業務委託としてため池の水抜きの実績もあります。詳細はご相談下さい。
設計の相談は可能ですか?
可能です。平面図、縦断図を頂いたうえで装置の配置を書き込みお渡しします。また見積書等の提出も実施しております。
施工は山辰組が行うのですか?施工業者が行うのですか?
施工は現地の施工業者様にて実施して頂きます。その際に、現地指導に山辰組から職員がお伺いします。
発注してからどれくらいの期間で現地での使用が可能になりますか?
例えば総延長100m、1条配管であれば1.5か月程度となります。
条数や総延長によって納入までの期間が変わりますので個別にご相談させて頂いています。
お問い合わせフォーム
施工に関するご質問は、以下のフォームよりお問い合わせください。
下記入力フォームにをご入力の上、「確認画面へ」ボタンを押してください。
YAMATATU ECO PROJECT
ECO + SDGs + BIZ
「一味ちがう企業づくり」を目指し、
建設業だからできる環境保全活動に
取り組んでいます。
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