2020.8.11 除草工事における刈草の高速焼却装置を開発しました

堤防の刈草工事では、刈りとった草を乾燥させて集め、焼却場所まで運搬した後、焼却作業が完了してはじめて全工程を終了することとなります。しかし、今までの焼却場所は地面上であったため、不完全燃焼による煙の発生が課題となっていました。煙により通行車両の視界に支障が生じたり、民家から苦情が来たりしていました。また、雨天には焼却作業が出来ないなど、作業が天候に大きく左右され、当初の計画どおりに工程を進めることが出来ませんでした。
そこで、弊社では刈草を焼却架台の上で燃やす方法を開発し、併せて空気(酸素)を強制的に燃焼部に吹き付けることで、酸素を供給して燃焼効率を高める装置を開発しました。これにより、従来の燃焼工法の3倍もの焼却量を可能として「生産性の向上」を達成しました。
実際にこの焼却装置による作業を行った昨年度の効果として、雨天などで焼却作業が出来ない日があっても、土曜日や日曜日に遅れた分の休日作業を行うことなく、平日だけで工程に余裕をもって作業を完成することができました。この装置を使用した工法により除草工事に携わる皆さんの「働き方改革」につながればと思います。

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