軽石の回収・ダム湖等での流出物の回収を効率的に!「スクーアップ・システム」

 海岸や港に漂着する海岸漂着浮遊物(ゴミや軽石など)、ダム湖などで流出して来る様々な浮遊物の回収を効率的に実施できる 「スクーアップ・システム」をご提案しております。

「スクーアップ・システム」とは、「クレーンで回収カゴを操作して浮遊物(ごみや軽石など)を水面からすくい上げて回収するシステム」です。漂流物が漂着している場所が広い港や砂浜の場合、地上面への仮置きを前提として、単管パイプとクランプを使用して、現地の浮遊物の量に応じた「回収カゴ」の大きさで組み立てます。 その「回収カゴ」の骨組みの内面に浮遊物の形状(大きさ)に応じた網目のネットを張って製作し、迅速で効率的な水面浮遊物回収作業を実施することができる特許製品及び特許浮遊物回収システムです。

 今回、沖縄などに軽石が漂着している場所は広い港や砂浜ですので、コンテナへの積込みをする作業時間を省略できるため、地上面への仮置きを前提とすることとします。軽石の漂着による緊急回収作業の場合、「スクーアップ・システム」の作業は「軽石をすくい上げる」⇔「地面上に仮置きする」という短いサイクル作業に専念することで、迅速に且つ大量の浮遊物を水面から回収することができます。

また、運搬のためコンテナやダンプトラックに直接積込みする場合には、回収カゴをコンテナ、ダンプトラックの荷台の幅より小さいサイズで製作することで「軽石をすくい上げる」⇔「コンテナやダンプトラックに直接積込む」というサイクルが実現でき、ショベルなどによる積込みの作業を省略できます。

徳山ダムにおける浮遊塵芥の回収作業

「スクーアップ・システム」の特徴

「スクーアップ・システム」の「回収カゴ」の構造の特長

1. 建設作業員であれば単管パイプとクランプで現場の水深や浮遊物 (ゴミや軽石など) の状況に応じた任意の大きさのカゴの組立てが可能です。

2. 緊急にカゴが複数台必要な場合でも、材料を調達すれば現場でも建設作業員で組立てできます。工場製作ではないため製作に日数が掛かりません。

3. 弊社が現地作業の場合も運搬費が掛からないため現地調達で組立てます。

4. 製作は、回収カゴの外枠の骨組みができたら→ カゴの内面にネットを張って→ ワイヤーと錘を後部に取り付ければ「回収カゴ」の完成です。

5. クレーンはバックホウより作業半径が広く、遠くの浮遊物を回収できるため浮遊物回収の距離によりクレーンの大きさを選定できます。

「スクーアップ・システム」の特長

1.  回収カゴをクレーンで操作する作業は、通常のクレーンオペレータの有資格の技量があれば水面浮遊物 (ゴミや軽石など) の回収作業を行うことができます。

2. ボート上で人力で行う水面浮遊物の回収作業ではないため危険な作業を無くしました。

3. クレーンにより水面の浮遊物をすくう高さに回収カゴを吊り下げて、その高さでクレーンを旋回すると、カゴの開口部は自動的に先頭に向きを変えて水面を水平に移動しながら浮遊物の回収作業を行います。

4. カゴが自動的に向きを変えるのは、開口部とは反対側の後部に方向陀となるワイヤーと錘が取り付けてあるためです。

5. 回収カゴの中に浮遊物が溜まったら、クレーンで海面上へ吊り上げて旋回し地面上へカゴを移動する→ カゴを傾けて浮遊物を地面上にダンプして仮置きする→ 「スクーアップ・システムで水面の浮遊物を回収 ⇔ 地面上に仮置きする」この短いサイクル作業に専念します。

6. 地面上に仮置きした浮遊物は、別途の作業班によりバックホーなどでダンプトラックに積み込んで所定の場所へ運搬処理します。

お問い合わせ

株式会社 山辰組 環境事業部 TEL 0585-32-0171まで